TAMBA DRASUN とは?

主催者メッセージ

 

 

「もう少し生きてみてもいいかな?」

誰かにそう思って欲しいから、僕達はやります。

 

早く大人になりたかった。

大人になって、ここから離れたかった。

流行はなかなか入ってこないし、僕の好きなあのバンドは来ない。

お洒落とは程遠く退屈なここからみんな出ていってしまう。

僕自身も例外ではなく、都会へ移った。

楽しかった。

刺激的で丹波にはないものが沢山あった。

ライブに行って、音楽も沢山聴いた。

でも何年か過ごすと、また退屈になり、丹波が恋しくなった。

帰るとそこには豊かな自然、おいしい食べ物があった。

ここで暮らしていた頃には、当たり前だったもの。

それが有り難かった。

昔の人は知っていたんだろう。

ここでの当たり前が、本当は当たり前ではない事を。

だから水の神様である龍神様をまつり、太陽の神様にも感謝した。

僕はそれを知らずに大人になった。

 

丹波に帰ってきて、その有り難みに気付き

 

「美味しい食べ物に、豊かな自然。これで充分生きていける。」

そう思った。

でも、何かが足りない。

やっぱり僕の好きなあのバンドはまだ来ていないし、音楽が身近にあるとは言えない環境。

 

多感な時期に、丹波のお米やお水や太陽が与えてくれたように、僕に生きる力を与えてくれた音楽。

 

ないなら、自分達でやろう!

そう決めた僕に色々な人が力を貸して下さり、開催できる所までこぎつけることができました。

 

あの頃の僕のような人に

 

「こんなの毎年あるなら、もう少し生きてみてもいいかな?」

って思って欲しい。

そう思えるフェスに絶対にしてみせる。

だから、是非来て下さい。

僕達と一緒に楽しんでくれたら、嬉しいです。

 

 

ワカメ音楽堂 / LAS×NOS